社会人3年めの三上傑。傑の友だちで妹・若緒の恋人、大河が事故を起こし、若緒はハンデを負う。家族ぐるみの付き合いだった大河を巡り、三上家はどこかぎくしゃくし…。家族と、友と、やりきれない想いの行き先を探す物語。
千葉県生まれ。「裏へ走り蹴り込め」でオール讀物新人賞、「ROCKER」でポプラ社小説大賞優秀賞を受賞。ほかの著書に「ひと」など。