瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していき…。『小説現代』掲載を加筆改稿し単行本化。
「流浪の月」で本屋大賞、「汝、星のごとく」で二度目の本屋大賞を受賞。ほかの著書に「神さまのビオトープ」など。